国際G1となったこのレース、豪州馬が完勝しました。
小雨のせいなのかどうか時計がかかりました。
昨年が 1.07.3 今年は1.08.1
2着から12着までが0.3秒差で、2着以下は大混戦。
1着 ○テイクオーバーターゲット(1人気)
グローバル・スプリント・チャレンジの首位が決定。
11万円の馬が、世界一のスプリント王の座に登りつめました。
タクシードライバーを副業としていた調教師という成功物語。
前走たたいた効果で、あっさり勝たれてしまいました。
2着 メイショウボーラー(10人気)
中山芝は 0.2.1.0
その中身は濃く、朝日杯2着・弥生賞2着・皐月賞3着。
この実績からは、この日本馬相手では最先着しても不思議ない。
が、フェブラリーS制覇後は中央ではさっぱり。
最近の中央のG1ではレース直前に状態がおかしくなり、
調教時計が出せなかったりしていたのが、今回は日曜に51秒台
水曜に52秒台と坂路で時計を出せていました。
この馬に◎の穴党の人は見事でした。
netkeibaでの柏木集保氏の予想を読むと見事ですね。
3着 タガノバスティーユ(16人気)
坂に弱い馬が多いので、追込み馬が穴になるとみましたが、
まさか、それがこの馬だとは・・・
最後方から1頭抜けた上がり最速の34.3。
低レベルとされたファルコンS(G3)の勝馬。
今年の3歳は層が厚いということでしょう。
デビュー戦でイースターをおさえて1人気の期待馬。
母は、桜、オークスで逃げて大敗、短距離路線で活躍した馬。
4着は▲サイレントウィットネス。
576キロは昨年の558キロに比べ18キロ増。
△シーイズトウショウ△チアフルスマイルは坂に弱いという
ことか底力不足ということか。
◎ブルーショットガンは無理な狙いだったようです。
2006年10月02日
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今、日本には短距離路線に絶対的な馬がいないことが、こういう結果を招いたんでしょうね。
>netkeibaでの柏木集保氏の予想を読むと見事ですね。
ですね(笑)
しかも柏木氏は、このような会心のレースの後でも、それを誇ることなく、冷静にレースそのものを解説します。
そんなところも、日頃彼を崇拝している理由の一つです。
日本馬全体の層が薄いですね。
マイル・中長距離路線も一部の強力馬を除いては・・・
凱旋門賞での過剰な期待もそこから生まれる?
関西に住んでいるので、柏木集保氏の解説を聞いた事がないのですが、
予想・回顧の文章での冷静かつ鋭い分析が気に入っています。