情報量が増加し、とてもよくなったと思います。
(前のHPに慣れている人は不満があるようですが)
そのJRAのHP「トピックス&コラム」のコーナーに
「我が馬券哲学」というページがあります。
(以前のHPにもあったようですが)
明治生まれの作家、菊池寛の「我が馬券哲学」は、
非常に味わい深いものがあります。
その中で、”穴党にとって”心得るべき言葉をとりあげましょう。
>甲馬、乙馬実力比敵し、しかも甲馬は人気九十点、
>乙馬は人気六十点ならば、絶対に乙を買うべし。
これは当ブログがいつも目標としていることです。
同程度の実力ならば、人気薄の方を買うべき、といってもその実力
の評価が難しく、また状態面の差もあり・・・
>大穴は、おあつらいどおりには、あかないものである。
>天の一方に、突如としてあき、ファンをあっけに取らせるものである。
>何々が、穴になるだろうと、多くのファンが考えている間は、
>絶対にならないようなものである。
>それは、もう穴人気といって、人気の一種である。
穴人気の馬を避け、いかに人気の盲点となっている真の穴馬を見つ
けるか。
>剣を取りて立ちしが如く、常に頭を自由に保ち、固定観念に囚わ
>れる事なかれ。
>レコードに囚われることなかれ、融通無碍しかも確固たる信念を
>失うことなかれ。
>馬券の奥堂に参ずるは、なお剣、棋の秘奥を修めんとするが如く
>至難である。
固定観念にとらわれず、確固たる信念を失わず、至難とされる馬券
の奥堂に参ずるために、研鑽を重ねる日々です。
>自己の研究を基礎とし人の言を聞かず、独力を以て勝馬を鑑定し、
>迷わずこれを買い自信を以てレースを見る。
>追込線に入りて断然他馬を圧倒し、鼻頭を以て、一着す。
>人生の快味何物かこれに如かんや。
>しかれどもまた逆に鼻頭を以て破るるとも馬券買いとして
>「業在り」なり、満足その裡にあり。
>ただ人気に追随し、漫然本命を買うが如き、勝負に拘わらず、
>競走の妙味を知るものに非ず。
そうです、そうなんです、菊池寛さん。自己の研究により穴馬券を
的中させた時の喜び。人生の快味ですね。