このブログでは「ギャンブル面」の回顧をしておきます。
(4年後の賭けに向けての保存メモ)
なお、個人的な予想はコチラでした。
以下のオッズは、英ブックメーカー「ウィリアムヒル」のものです。
<開幕直前>
オランダ 12番人気(34倍)
日本 15番人気(126倍)
今となっては、これはおかしな人気ですね。
オランダは3位で、日本は1分2敗でグループ敗退。
人気順の差はオランダと日本で3つしか差がない!(12人気と15人気)。
(倍率はかなり差がありますが)
オランダは人気落ち過ぎで、日本は32ヶ国の中位人気で過剰人気。
日本は、国内だけでなく欧州の賭け屋にも少し期待されていたのです。
<オランダ人気薄の理由>
前大会の2着馬オランダが人気薄だった理由は、
・ユーロ2012(欧州選手権)3戦全敗でグループリーグ敗退
・11月日本に2−2、3月フランスに0−2などふがいない内容
・守備陣が国内リーグの若手で占められ、大舞台の経験不足が心配
・中盤のファン・デル・ファールトとストロートマンの負傷離脱
期待はFWの2枚看板(ロッベン、ファンペルシー)だけかという
状況で、欧州の賭け屋やサッカーに詳しい人ほど低評価だった。
ところが、5バックの守備的戦術でスペイン相手に5−1で快勝し、
波に乗った。ファン・ハール監督の采配が見事だった。
守備陣が国内組の若手でも「国としての底力」があった。
<人気以上に好走するタイプ>(穴の傾向)
「地味な守備型のチーム」は人気になりにくい。
今大会でまさかのベスト8進出を果たした堅守コスタリカは、
出場32ヶ国中のなんと最低人気だった。
グループCを2位通過した堅守ギリシャは、C組最低人気だった。
(コートジボワールと日本の2位争いというオッズだった)
前大会においても、人気薄ベスト4のウルグアイも堅守速攻、
人気薄ベスト16の日本も堅守の戦術だった。
<穴人気になりやすいタイプ>
タレント(強豪クラブ在籍)が豊富なチーム。
今回なら5番人気となったベルギー(若手のタレント豊富)。
日本の中位人気も本田・香川などの名前の影響があったかも。
<最後に日本について>
結果は、すべてに不満でした。
選手・監督・協会・・・
選手については、
2枚看板(本田・香川)の状態がまったく良くなかった。
しかしそれは仕方なく、所属クラブで出場していないのだから・・
(ビッグクラブへの移籍が裏目に出た)
守備陣(特にCB)は低レベルで、決定力あるFWはいない、
唯一の売り物である攻撃的MFの2枚看板が不調。
これではグループ敗退も仕方ない。
直前の強化試合でコスタリカなんかに勝っても強化にならないと
思っていたら、コスタリカはなんとベスト8進出。
そのコスタリカは直前の日本戦で本番と同じ3人交代を守った。
対して日本は5人を交代させ得点し勝利し喜んだ。
11月のオランダ戦も、オランダは3人交代で、日本は5人を交代し、
2−2のドローで喜んだ。
(フレッシュな交代者が得点して喜んでも・・・)
日本は、本番想定があまりにも甘かったのではないか。
交代人数は一つの例で、戦術の引き出しも用意されていなかった。
本番では、監督自身が否定していたパワープレーをやりだす始末。
(DFの吉田を前線に上げる)
と言っても、一番の敗因は国のサッカーレベルが低い
ということでしょう。
オランダが国内リーグの若手が頑張ったのに対し、
日本はJリーグの得点王が得点できず。
「国の底力」がまったく違う。
「ギャンブル面」の回顧のはずが、日本代表への不満に変わって
しまいました。
「そんな偉そうなことを言うなら、競馬の予想を当てろ!」
という声が聞こえてきそうなので、
このへんで書くのをやめておきます。
南アフリカ大会では、輝いていた日本代表。